🏠 介護施設えらびガイド

公的な施設(介護保険施設など)

特養特別養護老人ホーム

費用を抑えて終身で暮らせる、公的施設の代表格

どんなところ?

常に介護が必要で、自宅での生活が難しい方のための公的施設です。食事・入浴・排せつなどの介護を24時間体制で受けられ、原則として看取りまで対応します。費用が比較的安いため人気が高く、地域によっては入居まで待機期間が長くなることがあります。

基本情報(目安)

対象になる方
原則として要介護3以上の方(要介護1〜2は特例入居のみ)
介護度
原則 要介護3以上
認知症の受け入れ
受け入れ可能。認知症の方も多く入居しています
医療ケア
看護職員は日中中心。夜間の医療対応は施設により差があります
入居時の費用
入居一時金なし(0円)
毎月の費用
目安 月8〜15万円程度(所得により軽減制度あり)
住める期間
終身利用が基本(看取り対応が多い)
入りやすさ
地域により数か月〜数年待ちのことも

👍 よいところ

  • 費用が民間施設より大幅に安い
  • 終身で暮らせて看取りまで対応する施設が多い
  • 所得が低い場合の負担軽減制度がある

🤔 気をつけたいところ

  • !原則要介護3以上でないと入れない
  • !人気が高く、待機期間が長いことがある
  • !医療ニーズが重いと受け入れが難しい場合がある

📝 現場のはなし:「200人待ち」でも、あきらめないで — 入所の順番はどう決まる?

特養では「申込みが200〜300人待ち」と言われることがよくあります。でも、同じ方が何か所も同時に申し込んでいるため、実際に待っている人数はその数字よりずっと少ないのが実情です。

また、順番は「申込み順」でも「要介護度が重い順」でもありません。多くの施設では毎週のように会議が開かれ、申込者の緊急度・要介護度・独居かどうか・介護する家族の状況・すでに入所している方々とのバランスなどを総合的に見て、次に入所する方の順番を決め直しています。

要介護5だから必ず先に入れるというわけでもなく、逆に、今週申し込んだ方が状況によっては順番の1番になることもあります。「何百人待ちだから無理」と決めつけず、まず申し込んでおくこと、そして事情が変わったら(介護者が倒れた等)すぐ施設やケアマネさんに伝えることが大切です。

💡 えらぶときのポイント

  • 複数の施設に同時に申し込みできます(申込順ではなく必要度の高い人が優先)
  • 待機中は老健やショートステイでつなぐ方法もケアマネさんに相談を
  • 入所後に長期の医療が必要な病気になったときは、療養型病院へ転院になることもあります(「療養型病院」のページ参照)